アトピー性皮膚炎のはなし|軟膏タイプの保湿剤が最高

バレンタインの月ということで、ハートのリース描きました💐

カードにして、おばあちゃんにお手紙を送りました。

今年は会えると良いなぁ。


さて、久しぶりにアトピーの話を。

まとめてから書こうとか思うと全然進まない笑

もう思いつくトピックからいこう。



軟膏タイプの保湿剤、かなり効果あり

今回は毎日の保湿のこと、軟膏タイプにしたら症状がものすごい改善したっていう話です。

私の場合、アトピーが出にくくなったのと、出ても悪化しにくくなりました。治りも1週間とかはかかると思うけど、静まるのが比較的早くなりました。

と言っても、根本から治ってきたというわけではないと思いますが…症状がかなり出にくくなっているのは感じます。冬は乾燥で悪化することがありますが、今季は急に湿疹が沢山出始めたり悪化することなく過ごせています。タイツとか私にとって刺激になる服を連日着るのは避けているのもあり、今のところ順調です。でも去年は本当にタイツは履くのが辛くて滅多に着用しなかったので、断然状態が良いです。足は湿疹がほぼ出てない。1箇所だけかな。

腰、肩とか腕も全体的に何箇所も軟膏タイプの保湿剤とステロイド軟膏を使って(使い方は後述)段々減っていって、今季の冬に入る頃、片手で数えられるだけに収まったと思う。本当に嬉しい…!

今は耳と右手の小指に手こずっています。手は洗ったり洗剤に触れたりでぶり返してしまうし、耳も髪の毛とか枕に触れるのとかマスクもかな?どうしても刺激が避けられなくてなかなか治らない。でも戦う箇所がぐっと減って気持ち的には相当楽になりました…。



保湿剤は軟膏状のものが一番刺激が無いらしい

去年アメリカに来て冬の乾燥で悪化した時に、改めて保湿の方法とか日々気をつけることを

めちゃくちゃ調べました。

結論からいくと、アトピーみたいに、特に悪化していてジュクジュクしていて皮膚が敏感になっている時は、刺激が少ない軟膏タイプが一番おすすめだそうです。

保湿剤には大体分類としては軟膏タイプ、クリームタイプ、ローションタイプがあります。後者になる程サラサラの液体っぽくなっていて塗りやすさはありますが、液体っぽい状態にするための材料を混ぜて作られています。

詳しくはぜひ調べてみて欲しいのですが、保湿剤は基剤という治療などの作用は持たないものと、作用を持つ成分とを混ぜているんだそうです。

軟膏の場合は、基剤にはいくつか種類があり、水分を吸収しにくく、皮膚保護作用が強く、基剤自体に消炎作用があるそうです。クリームタイプは基本的に使用感は良いが皮膚刺激性が高いという特徴があるようです。商品によっては軟膏のものでも自分には刺激のある成分が配合されていて合わない、ということはあると思います。ただクリームタイプ等に比べると配合されている成分が少ないものが多そうです。その点でも余計な刺激成分が入っていない可能性は高い印象です。



保湿剤の塗り方 固めのテクスチャーから塗る

クリームタイプ、ローションタイプは逆に刺激になってしまう可能性があるので、まずは軟膏を塗ってから水分を補うためにクリームタイプを重ねるという方法がいいようです。


悪化していた時、私がやってみて良くなった塗り方

お風呂上がり/朝着替える時/日中何回か

  1. 軟膏タイプの保湿剤をたっぷり塗る
  2. ひどい炎症が起きているところにステロイド軟膏を塗る
  3. 炎症が出ていない正常な肌に保湿クリームをたっぷり塗る
  4. 肌に刺激の少ない素材の服を着る


これで2ヶ月くらいは掛かったと思うけどだいぶ炎症は鎮まりました。

保湿としては、アトピーの炎症が出ているところには軟膏だけを塗って乾燥を防ぐ、通常の肌にはクリームタイプを重ねる、というようにやっていました。

保湿剤の塗り方は、ほんとにたっぷり塗ります。今もそうしています。

薄く塗り広げるのではなくて、ガバッととって、腕とか掴んだらベタベタするぐらい塗ります。勿体無いとか考えずに!笑

我々アトピーの肌は水分を保ったり、刺激から守る能力が非常に乏しいので、薄く塗って服に吸い取られたら塗らなかったのと同じになってしまうので、服に付いても有り余るぐらい塗ります。

塗ってくうちにベタベタのまま服着るのに慣れます。あとどのくらいベタベタがいいかも分かります。

炎症が良くなるまでは、綿100%のTシャツと、刺激がないズボン(ほんとは綿が良かった)をパジャマにして、朝もシャツは着替えて、着替える時に保湿とステロイド塗るのやって、日中も時々保湿・ステロイド塗って、過ごしてました。

炎症が出てる間は服も肌に直接触れるものは綿とか刺激のない服を揃えてしばらく過ごすのがいいと思います。ヒートテックとか着るの控えてました。

あとは、私は2ヶ月掛かったけど、長い期間掛かるもんなんだという気持ちで取り組む。

もし2週間とか経っても効果出てるか微妙で保湿剤とかに反応してる感じがしたら、他の保湿剤を試したほうがいいのかも。

私の場合は、アルコール成分っぽいもの?に反応してる気がします。消毒とかは大丈夫なんで、違うのかもしれないけど。クリームタイプとかローションタイプは柔らかくするためにいろんな成分が入っていて、アルコール成分?みたいなのが複数あったりするのでそれかなと思ってるけど違うかも。

良くなってからもう半年くらいステロイドは使ってないです。悪化しにくくなったので炎症が出ても軟膏でそのうち鎮まるようになりました。1週間は掛かるかもですが。



軟膏は意外と保湿されるという驚き

乾燥肌だし絶対水分多いものがいいよねと思ってクリームタイプしか使ってなかったし、ローションタイプの方がいいのかなと思って試してみたこともありました。でも良くなることはなくて、悪くなるかせいぜい現状維持でした。こんなに軟膏がいいとは…もっと早く知りたかった。クリームタイプを使ってた時は朝になったら肌が粉を吹くくらいもう結構乾燥してましたが、軟膏だとそこまで乾燥しなくなりました。手は洗うので乾燥するけど、体はお風呂上がりだけ保湿するのでも何とかなってます。

今回のことで皮膚科の話だけではなくて、自分でも調べてみたほうがいいなと正直思いました。ネットに書いてあることが全て正しいとか必ず正解が書いてあるということは無いですが、ヒントはいくつか得られるかもなと思います。保湿剤も毎日気をつけること等も色々試して違ったものもあったけど、ヒントにはなりました。残念ながら皮膚科に通って完治はした事ないので、他の方法も検討するしかないというか。皮膚科での治療は、悪化した状態をとりあえず抑えるのには必要な時もあるのですけど。

去年悪化した時は、アメリカのドラッグストアで買えるステロイド軟膏をアトピーが出ているところに使用して、炎症は抑えました。アメリカでは市販のステロイド剤でも少々強めのものがあるので、悪化していた間はそれで乗り切りました。でも下手に使いすぎると効かなくなるし危ないと思うので、皮膚科に行けるなら処方してもらって使い方を説明してもらうのがいいとは思います。



痕が残らない

最近、軟膏の保湿剤だけで症状が治るようになってからすごく嬉しいのが、アトピーの痕が残らないことです。

ステロイド剤はジュクジュクしてひどくなったら使わざるを得ない事がありますが、症状が収まっていっても何度も塗っていると色素沈着してしまって、これがなかなか消えないというのがあります。職業柄困るということもないし気にしてはいないんだけど、何箇所も痕が残っていて夏は気になることもあります。できれば痕が残らないほうがいい。

保湿剤だけで症状を抑えたり出にくくするのは難しいのかなと思って半ば諦めかけてたけど、なんという救世主!調べてみて良かった。

他にも、肌に触れるものはこまめに洗濯したり、ボディソープとかハンドソープとか変えてみたり、保湿剤以外でも補わないと改善していかないのではと思っていますが、症状が落ち着いてジュクジュクしたところが無くなっていったら、ステロイド要らずで良い状態がキープできるようになるのではと思います。



おすすめの軟膏の保湿剤

ちょっと長くなっちゃったな。

最後に最近半年くらい使ってる軟膏の保湿剤の紹介を。

軟膏の保湿剤は割と何でも大丈夫そうではあります。配合されてる成分もクリームとかと比べて少なめ。個人的にはどれを使っても刺激になって悪化したことは無いです。


今まで使った軟膏の保湿剤(使用した順)

  • プラスチベース(大正製薬)
  • Moisturizing Ointment(VANICREAM アメリカの商品)
  • ORIGINAL HEALING JELLY White Petrolatum Skin Protectant(Vaseline 日本でもあるワセリン)

コスパも良く、塗りやすく、刺激なく、炎症が鎮まり、わりと平和な肌でいられるのは、ワセリンでした!

もっといいものあるかも知れないけど、どこでも買えて値段も安いので、使い続けやすい。

ワセリン様様です。

ただ、悪化してる状態を鎮める期間に使ってたのはプラスチベースとVANICREAMです。

今は炎症出た時にワセリン使っても問題ないですが、あの酷かった時期も大丈夫だったかはちょっと分からない。すみません。

ワセリンはボトルのサイズが小さいのからあるし安いので、お試しでもオススメでございます。

日本ではちょっと名前違った気がしますがワセリンの一番ノーマルなやつです。ぜひぜひ。

ワセリンには純度というものがあるらしく、このVaselineは高純度では無いそうです。私は肌への問題が特になくこれで十分なのですが、もしかしたらもっと敏感な方だと純度が高い方がいいのかも知れないですね。



他にもアトピーについて、また書きます。




ヌイグルミカンパニー

デザイナー グラフィックデザイン/ロゴデザイン/アイコン/イラスト いろいろ綴ります。 デザインの仕事や描いたもの作ったものも載せていきます。 ぬいぐるみのお店を作るのはなかなか幸せな夢だな…

0コメント

  • 1000 / 1000